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リースバックはやめたほうがいい?デメリットや後悔しないポイントを解説

2025.12.19

リースバックとは、自宅を売却したうえで賃貸として住み続ける方法です。しかし、デメリットが目立ち「やばい」「やめた方がいい」という声を聞くこともあるかもしれません。

本記事ではリースバックの仕組みからデメリットやトラブル事例を紹介し、後悔しないポイントまで解説。大切な自宅の売却で失敗しないよう、ぜひ最後までご覧くださいね。

リースバックとは?仕組みを解説

リースバックとは、自宅を売却後、家賃を払って同じ家に住み続ける方法です。まとまった資金をすぐに手に入れられるうえ、引っ越しの必要がないため、資金を確保したい人や今の家に住み続けたい人などに選ばれています。

リースバックは主に以下のような流れで利用できます。

  1. 1.自宅をリースバック会社に売る
  2. 2.売却代金を受け取る
  3. 3.同じ会社と賃貸借契約を結ぶ
  4. 4.家賃を払ってこれまで通り住み続ける

つまり、売却と賃貸契約がセットになったサービスといえるでしょう。

リースバックはやばい?デメリット5つ

リースバックがやばいといわれる背景には、売却価格が相場より安い傾向にあるうえに家賃の支払いが発生し、自宅の所有権を失うことが挙げられます。また長期的に住めない可能性や、買戻金額が高いことも。ここではリースバックのデメリットを5つ解説します。

1.売却価格が相場より安くなりやすい

リースバックを利用する場合、自宅の売却価格は市場相場より低くなる傾向があります。おおよそ相場の7〜8割程度に設定されるのが一般的です。

通常の売却では複数の購入希望者が現れる可能性があるため、条件次第では価格が上がるケースもあるでしょう。一方、リースバックの場合は売却後も住み続けることが前提。物件を購入した会社は活用ができないうえ、家賃の回収リスクも引き受ける必要があるため、価格が抑えられやすいのです。

2.家賃の支払いが発生する

リースバックでは自宅を売却した後も賃貸借契約を結んで住み続けるため、家賃の支払いが必要です。家賃は立地や築年数、地域の相場、売却金額に応じて設定され、場合によっては一般的な賃料よりも高くなることもあります。

売却代金で当面の家賃をまかなえるか、収入や生活費と照らし合わせて事前に資金計画を立てることが重要です。長期的に住む場合は、家賃設定が柔軟なリースバック会社を検討しましょう。

3.自宅の所有権を失う

リースバックを利用すると、自宅の所有権はリースバック会社に移ります。名義も変わるため、売却後は自分の資産ではなくなり、自由にリフォームや増改築、建て替えはできません。生活ルールも新しい所有者が定める条件に従う必要があります。

なお、将来的に資金に余裕があれば買い戻しが可能な契約もあるため、契約前に確認しておくとよいでしょう。

4.契約更新できず住めなくなる可能性がある

リースバックでは、多くの場合「定期借家契約」で賃貸借契約を結びます。この契約は期間があらかじめ決められており、貸主の合意がなければ契約更新はできません。そのため、契約期間が終了すると退去が必要になる場合があります。

一方で契約更新が可能な「普通借家契約」を選べば、長期間住み続けることも可能。リースバックを検討する際は、自分の生活設計に合った契約を選ぶことが重要です。

5.買戻金額が売却金額より高くなる

リースバック契約には、売却した自宅を将来的に買い戻せる特約がつく場合があります。ただし、買い戻しの価格は売却時より高くなるのが一般的です。

これは業者が購入時にかかった諸費用や、再売却できないことによる機会損失などを価格に上乗せするためです。業者によって差はありますが、目安として売却価格の5〜20%増し程度になることがあるため注意しましょう。

リースバックのトラブル事例3選

リースバックを利用した結果、思わぬトラブルに巻き込まれることも少なくありません。ここでは、リースバックにおけるトラブル事例を3つ紹介します。

1.家賃が値上げされた

リースバック利用後に家賃が引き上げられてしまうトラブルがあります。契約時に「家賃は上がらない」と言われていても、更新のタイミングで値上げを提示される可能性も。家賃が払えず滞納が続くと、賃貸借契約を解除され退去を求められるリスクもあります。

実際に国民生活センターにも、リースバック利用で家賃が賃上げされ、支払いが困難になった事例が寄せられています。トラブルを避けるためには、家賃を払い続けられるかシミュレーションし、契約前に家賃見込を複数社で比較することが大切です。

2.自宅を勝手に売却された

リースバック後、自宅を買い取った事業者によって第三者に物件を売却されてしまうケースがあります。法律上、所有者は賃借人の同意なく売却できるため、「勝手に売却しない」と口頭で約束していたとしても必ず守られるとは限りません。

物件が売却されると、新しい所有者との賃貸借契約に切り替わり、更新を認めてもらえないなどのトラブルに発展することもあります。契約前に第三者への売却条件等について書面でルールを確認しておくと、安心して暮らせるでしょう。

3.買戻しができなかった

リースバックでは自宅を買い戻せる場合もありますが、契約内容が不十分だと実現できないトラブルにつながることがあります。買い戻しを申し出ても拒否されたり、すでに第三者に売却されていたりするケースもみられます。

また買い戻し価格が大幅に高く設定されているなど、条件が厳しく現実的ではないことも。買い戻す予定がある場合は、具体的な価格や期限について書面を交わすことが重要です。

リースバックで後悔しないために|押さえておきたいポイント

リースバックで後悔を避けるためには、契約内容をしっかり確認し、複数社から見積もりを取ることが大切です。ここで押さえておきたい2つのポイントを解説します。

契約内容をよく確認する

リースバックの契約締結前に、契約書を隅々まで確認することが重要です。リースバックはクーリングオフの適用外のため契約解除が難しいうえ、契約後の運用次第では住み続けられないこともあります。

特に以下の項目はよく確認しておきましょう。

  • ・売却金額
  • ・賃貸借契約の種類(通常賃貸借か定期賃貸借か)
  • ・月額家賃
  • ・家賃改定ルール
  • ・買い戻しの有無とその条件

家族のほか、必要に応じて専門家と相談し、内容を見極めてくださいね。

複数社から見積もりを取る

リースバックの条件は業者によって大きく異なるため、必ず複数社に査定を依頼することが大切です。一社だけだと買取価格や家賃が適正か判断できません。比較することで相場が掴め、より納得できる条件を選びやすくなります。

また売却後も長く関係が続くため、実績があり相談に丁寧に対応してくれる会社かどうかもチェックが必要です。

リースバックのメリットも知っておこう

留意点の多いリースバックですが、デメリットしかないわけではありません。ここではリースバックのメリットについても触れておきましょう。

自宅に住み続けられる

リースバックの最大のメリットは、自宅を売却した後もそのまま住み続けられる点です。通常の売却であれば引っ越しが必要ですが、リースバックなら賃貸借契約を結ぶことで住み慣れた家や環境を維持できます。

子どもの転校や生活リズムの変化といった負担を避けられ、高齢の方や介護が必要な家族がいる場合にも安心です。

なお、住栄都市サービスでは、自宅を買取後も1年間無料でそのまま住んでいただけるサービスをご用意しております。入居施設を探す間だけなど、短期間だけ住みたい方におすすめです。気になる方はぜひ一度お問い合わせください。

維持費・管理費がかからない

リースバックをすると所有権が業者に移るため、固定資産税や都市計画税、マンションの管理費・修繕積立金などの負担が不要になります。住宅を持ち続けると発生する費用や管理の手間から解放され、毎月の支出が安定しやすくなるでしょう。

また災害などによる資産価値の下落リスクを負う必要がない点もポイントです。

まとまった資金がすぐに入る

リースバックは、短期間でまとまった資金を手にできるのも魅力の一つです。通常の売却と違って個人の買い手を探す必要がなく、業者が直接買い取るため手続きがスムーズ。早ければ1週間〜1ヶ月ほどで現金化できるケースもあります。

老後の生活資金や事業資金など、急いで資金を確保したい人に向いています。

リースバックの仕組みを理解して、納得できる選択を

リースバックは、自宅を売却後に賃貸借契約を結び、そのまま住み続けられるサービスです。売却価格が相場より安くなりやすく、家賃の発生や所有権の損失などデメリットもあるため、トラブルにならないよう慎重に検討しましょう。

住栄都市サービスでは、買取後も1年間無料で住めるサービスをご用意しておりますので、リースバック以外の選択肢としてご活用ください。

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監修
佐々木総合法律事務所/弁護士
佐々木 秀一 弁護士

1973年法政大学法学部法律学科卒業後、1977年に司法試験合格。1980年に最高裁判所司法研修所を終了後、弁護士登録をする。不動産取引法等の契約法や、交通事故等の損害賠償法を中心に活動。「契約書式実務全書」を始めとする、著書も多数出版。現在は「ステップ バイ ステップ」のポリシーのもと、依頼案件を誠実に対応し、依頼者の利益を守っている。

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